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Zugai Seiatsu    頭蓋静圧療法 

1985年、美容師であり、毛髪の研究家でもある関周剛氏が全髪脱毛の女の子をみて衝撃を受け、何とかその子に髪の毛をという思いから、頭蓋静圧療法の研究を開始し、そして長い年月をかけ、独自の理論と療法を完成させました。この療法は、わずか50g以下という静圧で行い、脳脊髄液の流れをなめらかにし、さらに睡眠を誘導し、頭蓋骨の歪み・変形・硬化を修正、調節して、自然治癒力を引き出すと共に、不眠症、自律神経失調症、現在の医学では難しいとされる症状や、不定愁訴といった身体の不調に有効に働きかけ、改善する独特な手技療法です。現代社会の中で、上記の症状で悩んでおられる方が非常に多く、病院へいっても、薬を服用しても一向に良くならないという例が目立ちます。そういった方々には特におススメです。また、顔の歪みや小顔など、美容・アンチエイジングなどにもとても効果的です

 

 

動いている頭蓋骨とその構造

 

頭蓋骨は身体の最上部に位置し、複雑な骨格部となっています。頭蓋は15種類・23個の頭蓋骨からできていますが、下顎骨と舌骨を除く全て「縫合」によって結合されています。また、頭蓋腔を形成し脳を保護するための「脳頭蓋」と眼窩・鼻腔・口腔などの基礎をつくる「顔面頭蓋」に分けられます。
この頭蓋骨の中に脳が収まっているのですが、硬膜・くも膜・軟膜の結合組織性の膜とその間を流れる脳脊髄液によって脳は保護されています。脳脊髄液は脳室内の脈絡叢で産生されて、側脳室・第3脳室・中脳水道・第4脳室・くも膜下腔と循環し、そしてくも膜顆粒を通り、静脈洞に吸収されます。脳が動き、脳脊髄液が流れる事で、圧力がかかり、頭蓋骨の関節が緩やか且つ規則的に動きます。よって、頭蓋骨の縫合がわずかに(0.8mm~1mm)動くのです。この動きは1分間に6~12回とされ、年齢によって異なります。


 

頭にも「反射区」がある

 

足や手などの反射療法の中で、「反射区」という、内臓・器官と繋がるポイントがありますが、頭部にも足や手のように「反射区」が存在するということを、創始者である関周剛氏の長年の研究によって、明らかにされてきました。静圧により、各反射区を押さえ、反応を見ていきますが、反応としては、動きがあるかないか、遅いか早いか、熱があるか、冷たいか、頭皮を確認し、炎症や歪みなどがないかなどを見ていきます。

 

 

脳脊髄液と自律神経の繋がり

 

脳は脳脊髄液によって保護されていて、衝撃から守る役割をしています。また、この脳脊髄液は無色で、脳細胞に栄養素を運搬し、老廃物の排出、ホルモンの運搬といった働きをしています。上記で記したように、頭蓋骨のわずかな動きによって、新しい脳脊髄液がつくられ、そして排出するというように、常に循環しています。この流れが、健康な方で焼く6時間半~7時間でひと回りします。しかし様々な原因で、頭蓋骨や骨盤、身体全体の歪みを生じると、この循環が悪くなり、神経の代謝、ホルモンバランスも崩れてしまいます。そして、免疫機能が悪くなり、健康を損ないやすくなり、様々な疾患へと発展します。この脳脊髄液は自律神経を司っていると言われています。よって自律神経のバランスをとっているのが、脳脊髄液ということになるので、この脳脊髄液の循環が悪くなると、自律神経のバランスが崩れ、自律神経系の疾患になりやすくなるということになります。

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